わが国で最初の図書館員の養成学校「図書館員教習所」(大正10年6月開校、その後「図書館講習所」と改称)は、戦前における唯一の学校であり、その同窓会・芸艸会の機関誌「芸艸会・図書館研究」は、当時の図書館学の学術雑誌として重要な役割を果たした、と同時に「図書館研究」の足跡は、そのまま近代日本の図書館史を示すといっても過言ではない。今回、現同窓会橘会は、「芸艸会会報」「芸艸会パンフレット」「復刊図書館研究」も合わせて復刻し、日本の図書館史研究の基本史料として備えつけらんことを望む。
編・発行 橘会
解題 彌吉光長
推薦 竹内悊(図書館情報大学教授・副学長)・石山洋(橘会会長)・石井敦(東洋大学社会学部教授)
体裁 A5判・上製クロス装・総2,890頁