総力戦体制と障害児保育論の形成 ─日本障害児保育史研究序説─

目次
序章　研究の課題と方法
第一部　戦間期から総力戦体制期への移行と保育困難児・障害幼児問題の動向
戦間期における保育困難児問題と民間保育運動の成立
児童政策の拡充と保育困難児の認識
第二部　保育問題研究会の保育困難児研究と国民保育論
保育問題研究会における保育困難児研究の展開
国民保育論における保育困難児・障害幼児問題の位置
第三部　恩賜財団愛育会における愛育事業の展開と障害児保育実践の誕生
恩賜財団愛育会の愛育事業と困難児問題
愛育研究所「特別保育室」と障害児保育実践の課題
小溝キツと「異常児保育」─保育記録にみる障害児保育実践の誕生
[補論]戦後の障害乳幼児問題と障害児保育の課題
終　章　本研究の総括と今後の課題
河合隆平(金沢大学人間社会研究域学校教育系准教授)著
体裁　A5判・上製クロス装・316頁