
太平洋戦争放送宣伝資料 全4巻
小社では、日米情報戦争史料として、『太平洋戦争メデイア資料』を刊行した。開戦・終戦時の日本の対外報道の全容を米側の傍受記録によって明らかにしたものである。反面、戦争資料に関する日本側の原資料の乏しさを示すものでもあった。しかも情報戦のような謀略性、機密度の高いものは、その多くが敗戦時に日本軍の手で焼却されたか、米軍によって押収された。本資料のように、開戦初期の対外宣伝戦の実相とその協力者名まで示した情報局作成の「部外秘」資料が焼却をまぬがれ、しかもまとまった形で残っているのは稀有なことであろう。研究者にとっては貴重な歴史的資料である。
北山節郎編
[収録史料]
Ⅰ 部外秘『海外放送講演集』第2号
Ⅱ 部外秘『海外放送講演集』第3号
Ⅲ 部外秘『海外放送講演集』第4号
Ⅳ 秘 『対敵電波戦』第1号
推薦
内海愛・・アジア太平洋史待望の資料
櫻本富雄・・最大の朗報である
竹山昭子・・“歴の証言”資料
体裁 編集復刻版・A5判・上製クロス装
追加情報
| 識別番号 | ISBN978-4-89774-235-9 |
|---|
¥70,400
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