本誌は、中国の社会、学術、文化の調査を目的として刊行された。とくに科学関係の新しい情報を系統的かつ豊富に収集したことは本資料の大きな特色の一つである。更に日中戦争下の日本の対中国文化活動の状況、蒋介石重慶政権下・日本の傀儡政権下の教育動向、社会科学の動向や中国文化界の動静を知る貴重な資料を収集している。近現代中国の教育史、科学史、文化史や日中関係史、植民地研究に広く寄与するものと確信する。(解題・阿部洋)
■日本植民地文化運動資料6
上海自然科学研究所編 (1937年5月~1941年12月、全31号)
推薦 山根幸夫(東洋文庫研究員、東京女子大学名誉教授)・平野健一郎(東京大学教養学部教授)・小黒浩司(土浦短期大学専任講師)・岡村敬二(大阪府立夕陽丘図書館司書)・林 一(昭和薬科大学教授)
体裁 復刻版・A5判・上製クロス装